Slackのチャンネルをアーカイブしたとき、Slack AppやFeedやワークフローがどうなるか試してみた

Slackのチャンネルをアーカイブしたとき、Slack AppやFeedやワークフローがどうなるか試してみた

Slackチャンネルは、お掃除してからアーカイブしましょう。
Clock Icon2022.12.21

この記事は公開されてから1年以上経過しています。情報が古い可能性がありますので、ご注意ください。

四半期ごとのタイミングで組織やチームが変わるときなど、不要になったSlackチャンネルをアーカイブします。

そこで、ふと気になりました。「Slackチャンネルをアーカイブしたら、Slack App・Feed・ワークフローはどうなるんだろう?」と。

今回は、3つのチャンネルを用意して、実験しました。

  • Slack Appの実験チャンネル(Slack Appを導入済み)
  • Feedの実験チャンネル
  • ワークフローの実験チャンネル

おすすめの方

  • Slackチャンネルをアーカイブした場合のSlack Appの様子を知りたい方
  • Slackチャンネルをアーカイブした場合のFeedの様子を知りたい方
  • Slackチャンネルをアーカイブした場合のワークフローの様子を知りたい方

結論

Slack AppやFeedやワークフローを削除したあと、Slackチャンネルをアーカイブすると良い。

  • Slack AppやFeedやワークフローを削除せずにチャンネルをアーカイブしても、悪さはしない
  • ただし設定は残り続けるので、管理上のノイズになるかもしれない

詳細まとめ

  • Slack App
    • チャンネルをアーカイブすると、チャンネルから消える
    • チャンネルをアーカイブすると、ワークスペースには残る
    • チャンネルを復元すると、Slack Appはチャンネルに参加する(アプリによるかもしれない)(n=1)
  • Feed
    • チャンネルをアーカイブすると、Feed設定は残っている
    • チャンネルを復元すると、Feed設定は残っている
  • ワークフロー
    • チャンネルをアーカイブすると、ワークフローは残っている
    • チャンネルを復元しても、ワークフローは使えない
      • ワークフローのチャンネル設定を異なるチャンネルにすると、ワークフローは使えた

Slack Appを導入済みのチャンネルをアーカイブして実験する

前提

  • SlackのワークスペースにSlack Appを導入済み
  • チャンネルに対してアプリを導入済み
    • ひとつのチャンネルのみ

SlackチャンネルにSlack Appがある様子

チャンネルをアーカイブして、Slack Appの様子を確認する

Slackチャンネルをアーカイブしたあと、チャンネルのインテグレーションを確認すると、アプリの項目自体が消えていました。

Slackチャンネルをアーカイブすると、Slack Appが消える

ただし、Slackのワークスペースに「該当のSlack App」は存在していました。

チャンネルを復元して、様子を確認する

チャンネルを復元しても、Slack Appはもとに戻りませんでした。

Slackチャンネルを復元しても、アプリはない

……と思いましたが、少し経つとチャンネルに参加しました。

しばらく待つと、アプリが復活した

SlackのWebサイトでApp設定を確認すると、Botユーザとしてチャンネルに追加されている設定は残っていたので、自動で参加したのかもしれません。

Slack App設定画面(Webサイト)

チャンネルを削除する際は、Slack App自体またはチャンネル連携設定(Botユーザなど)を削除すると良さそうです。

Feedの実験チャンネルをアーカイブして実験する

チャンネルにFeedを追加する

/feed subscribe https://dev.classmethod.jp/feed/

念のため、次のコマンドで確認します。

/feed list

SlackチャンネルにFeedを設定した

チャンネルをアーカイブする

チャンネルをアーカイブしました。

Slackチャンネルをアーカイブした

Feed設定は残っている

SlackのWebサイトでFeed設定を確認します。残っていました。

Feed設定の様子(Webサイト)

チャンネルを復元しても、Feed設定は残っている

チャンネルを復元しても、Feed設定は残っていました。

Slackチャンネルを復元した

アーカイブしたチャンネルのFeed設定が残っていても悪さはしないですが、たくさんあるとノイズになるので、Feed設定を削除してからチャンネルをアーカイブすると良さそうです。

ワークフローの実験チャンネルをアーカイブして実験する

チャンネルにワークフローを追加する

チャンネルに紐づくワークフローを追加します。

Slackチャンネルにワークフローを追加した

Slackチャンネルにワークフローを追加した(インテグレーション設定画面)

ワークフローの動作を確認する

Slackワークフローの動作を確認する

Slackワークフローの動作を確認する

チャンネルをアーカイブしても、ワークフローは残っている

ワークフローは残っていました。

Slackチャンネルをアーカイブした(インテグレーション設定画面)

ワークフロービルダーで確認しても、残っています。

Slackワークフロービルダーの様子

チャンネルを復元すると、ワークフローは使えません

チャンネルを復元すると、ワークフローは使えません。インテグレーション設定にもないし、実行するボタンもありません。

Slackチャンネルを復元したら、ワークフローは無い(インテグレーション設定画面)

Slackワークフローの実行ボタンがない

ワークフロービルダーには、変わらず残っている

ワークフロービルダーには、変わらず残っていました。チャンネル設定も維持されています。

Slackワークフロービルダーの様子

おまけ:ワークフローを再び使えるようにする

それぞれ「編集 -> 保存」をすると、公開ボタンが押せるようになったので、押してみました。

Slackワークフロービルダーの様子

しかし、ワークフローは使えるようにはなりません。インテグレーション設定にもないし、実行するボタンもありません。 そのあと異なるチャンネルに設定すると、異なるチャンネルでワークフローが使えました。 つづけて元のチャンネルに設定し直すと、元のチャンネルでワークフローが使えました。

さいごに

Slackチャンネルは、お掃除してからアーカイブしましょう。

参考

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